飼い主がいないと不安になってしまう"分離不安"の犬は実に15匹に1匹もいるそうです*。
犬の分離不安とは?
分離不安の犬は家族の姿が見えなくなってしまって不安になり、その場から逃げ出そうとしたり遠吠えや激しく吠えて家族を呼び戻そうとしたりします。犬の分離不安のサインの例として
あなたが出かける準備をし始めると落ち着きがなくなる
留守番中に吠えている
留守番中にドア、カーペットを引っ掻いていた形跡がある
トレーニングが出来ているのにトイレ以外でオシッコ、ウンチをしている......など
窒息を防ぐ犬たちのこうした行動は飼い主の姿が見えなくなって大体30分以内に起こるといいます。
また家族が帰って来た時に激しく喜んだり、どこの部屋に行くにも後を付いてくるような場合も分離不安によるストレスを感じていた可能性があるそうです。
分離不安になりやすい犬とならない犬のはっきりした差はわかっていませんが、傾向としては次のようなものがあるそうです。
どこに行くにも飼い主と一緒。留守番をしたことがない
犬にとって過去に一匹でいて嫌だった記憶がある(シェルターにいたなど)
家族構成に変化があったり、一緒に暮らしていたペットが亡くなったりした
分離不安になる愛犬のために出来る4つのこと
BMIと太り過ぎの利点に関するCDCの新しい情報深刻ではない場合は次の4つの方法が役立つかもしれません。
一匹でいる不安を忘れさせる
オヤツなどを、コングなどオヤツが入れられるオモチャを与えてみる。簡単にオヤツが食べれないおもちゃで遊んでいると気をとられて一匹でいることを忘れてしまいます。
出かける、帰宅する行為を大げさにしない
家を出るときに愛犬を一匹残していくのは飼い主さんにとっても辛いこと。でも愛犬に時間をかけて『行ってきます』の挨拶をしたり、帰宅時に興奮状態の犬を更に興奮させる『ただいま』をするのは分離不安をエスカレートさせてしまう可能性もあるそうです。
禁煙プログラムとスパ
一匹でいることに慣れさせる
あなたが家にいる時から一匹でいることに慣れさせます。1~2分から始めて段々と愛犬から見えないところにいる時間を長くしていきます。コングなどを使って犬の気を逸らしても。吠える場合は、鳴き止んだ時に愛犬の元に行くようにして下さい。「吠えたら戻ってきてくれた」と犬が覚えてしまうと留守番中もあなたを呼んで吠えることになってしまいます。
運動をいっぱいする
いっぱい運動をして疲れた犬はストレスを感じることが少なくなります。リラックスして寝ていられればストレスを感じることもありません。
分離不安の解決にならないこと
罰を与える
外出から戻って物が壊されていたりゴミが散乱しているような場合に叱ったり罰を与えても分離不安の解決にはなりません。
服従訓練(オビディエンス)
犬との絆を深めたり、トレーニングとしてオビディエンスは有益ですが、分離不安の解決は期待できません。
深刻な分離不安のケースは獣医さんや訓練士さんなどに相談して下さい。
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